子どもの便秘症、一刻も早く解消してあげたいですよね。

便秘症とは一過性ではなく、慢性的・継続的な便秘状態を指してそう呼びます。

たかが便秘と軽くみて放置すると大きな疾患にもつながりかねません。

また毎日の生活習慣に気をつけるだけで便秘が治らない場合、病院で治療をうける必要があります。

「どんな治療をうけるの?」

「何科で診察してもらえばいいの?」

など、便秘症と病院の疑問についてご紹介していきましょう。

子どもの便秘症、病院ではどんな診察・治療をするの?

便秘症は、適切な治療で数日~2ヶ月で解消されます。

そのためには病院でどんな診察をうける必要があるのでしょうか?

病院では、便がでない原因を探るために子どもの普段の生活習慣や食習慣、排便の回数・量、体調や顔色といった様子などをくわしく医師に話す必要があります。

子どもの便がいつでたか、便のかたちや色、量などを普段から記録しておくと便利です。

場合によっては、レントゲンをとることもあります。

では便秘症と診断されたあとは、どうなるのでしょう?

まず、おなかの中にたまった便を排出します。いろいろな方法がありますが、即効性があるのは浣腸や坐薬など、お尻から入れるタイプの外用薬です。

もしも自宅で浣腸を使う場合には、先端にワセリンやオリーブオイルを塗ってみてください。スムーズにいれることができます。抵抗を感じない程度にいれていけば、子どものからだを傷つける心配はありません。

坐薬や浣腸でも効果がなかったときには、腸を洗う「洗腸」や、肛門から指をいれて便をくだいて外にだす「摘便」といった方法がとられます。

重症の場合は、麻酔をかけなければならないこともあるようです。

やはり便秘は放置せず、重症になる前に何とかしたいものですね。

便秘症の治療に適切な病院や薬は?

外用薬の使用や洗腸・摘便のほかにも、「緩下剤(かんげざい)」や「腸刺激性下剤」といった飲み薬を飲む治療法もあります。

緩下剤は、腸内の水分を増やして便をやわらかくします。量が多すぎれば下痢になり、少なすぎれば効きません。服用後の便の状態に注意して、医師と相談しながら薬の量を増やしたり減らしたりすることが必要です。

一方、腸刺激性下剤は、主に大腸を刺激して動きを活発にすることで、便をだしやすくします。

腸刺激性下剤の一種のピコスルファートナトリウムは数滴単位で量を調節できるので、小さな子どもにも比較的使いやすい薬です。

いずれの薬も病院で診察を受けたうえで、医師に処方してもらうことが必要となります。

では、どんな病院を受診するのがよいのでしょうか。

赤ちゃんや未就学児の場合は、まずは小児科で診察を受けてみましょう。

小学生以上のお子さんの場合は、消化器内科や内科が適しているかもしれません。

また、近年では、「便秘外来」といわれる便秘を専門にみてくれる科がある病院もあります。近くに「便秘外来」をもうけている病院がある場合には、そちらを受診するのがよいでしょう。

便秘症の治療のあとは、善玉菌を増やす食生活を!

治療によって便秘が解消されたあとは、再発しないようにお子さまのライフスタイルを見なおす必要があります。

「早寝早起き」「朝食をきちんととる」といった規則正しい生活習慣と同じくらい大切なのが、「善玉菌を増やすメニューを食生活にとりいれる」ことです。

善玉菌は、腸のはたらきを活発にしてくれる腸内細菌のことです。善玉菌の代表格であるビフィズス菌は、オリゴ糖を食べて乳酸をつくります。

この乳酸が、便秘の原因になる悪玉菌をやっつける武器になるのです。

乳酸によって悪玉菌が死ぬと、その分善玉菌が増えて、自分の領土を広げます。便秘の原因(悪玉菌)が減って腸のはたらきをよくする善玉菌が増えるわけですから、子どものおなかの中はとても心地いい環境になりますよね。

ビフィズス菌はヨーグルトやサプリメントで補充することができますし、オリゴ糖はキャベツやアスパラガス、牛乳やハチミツ、バナナなどさまざまな食品に含まれています。

こういった食品を毎日のメニューにとりいれると、子どものおなかの中で善玉菌が増えていくのです。

食事習慣の改善は、下剤や浣腸のようにすぐに効果が確認できるわけではありません。

毎日続けることで、子どものおなかの中が、便秘になりにくい環境になるのです。意識して毎日のメニューを考えましょう。